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ボーンフリーアートJapan  

設立とNPO法人化に向けて

 

教育は楽しみから、楽しみは教育から。 

平和は文化から、文化は平和から。

 ~すべての子どもたちへ教育と平和を目指す私たちのチャレンジ~

世界には2億1500万人にものぼる子どもたちが学校へ行くことができず労働現場や路上での生活を強いられています。南インドのNGO「ボーンフリーアートスクール」(以下、ボーンフリー)は、権利を奪われた子どもたちにアートを通じ、虐待や搾取により人生を取り戻せないほど傷ついた心の回復と社会復帰へのエンパワーメントを2005年8月15日創立より行い、約100名の子どもたちがボーンフリーで過ごしました。そのうちの約3割が教育へ戻り、2名が大学進学を果たしました。また、20代前半となった第1期生のうち数名はプロのアーティストとして現在活躍しています。

設立当初より、ボーンフリーを見学したり、修士論文をテーマにされた方も含め日本からいらした方は3000人を超えます。また、日本社会でボーンフリーの活動を知ってもらおうと、同団体のアーティストを合計4回招聘し、インドと日本の友好を築いてきました。そして、子どもの権利の大切さとアートの力による新しい世界を創り出すことを学び、平和構築の必然性と未来の子どもたちのための行動の重要性を感じてきました。

  この度、2013年8月15日に、NPO法人化を目指し、子どもの人権と平和を促進する活動団体、『ボーンフリーアートJapan』設立を決意いたしました。これは、私たちのこれまでの、そしてこれからのインドと日本の活動をつなぐ新たなチャレンジであります。

今回、『ボーンフリーアートJapan』創設のための設立総会を開催いたしますので以下ご案内いたします。これまでにボーンフリーを支援して下さった方、日本でのボーンフリーアートスクール招聘に関わって下さった方、ボーンフリーを訪問された方、児童労働や平和問題に関心のある方、アーティストの方など、ご関心のある方はどなたでもご参加大歓迎です。この記念すべく設立総会へお越し下さいますよう、心よりお願い申し上げます。また、総会にご出席できずとも、設立へのメッセージを送って頂ける方がいらっしゃいましたらinfo@bornfreeart.orgまで送って下されば、機会を見てご紹介したいと思います。

2013年8月9日

ボーンフリーアートJapan共同代表
中山実生・阪口史保

ボーンフリーアートJapan総会

2013年8月15日を もちまして「ボーンフリーアートJapan」の立ち上げ総会が無事行われました。大阪での開催に20名以上の方がお集まりになりました。総会はインドとつ ながったスカイプでお互いの自己紹介とインド側からの歌で始まり賑やかなスタートを切りました。それにつぎ、「アートが働く子どもたちにもたらせたもの」 と題した発表が、設立代表者中山実生から行われました。インドにおける児童労働の実態、インドと日本にかかわる児童労働、それに対してのボーンフリーアー トスクールの8年間の歴史が報告されました。

 そして、総会が始まりました。総会では、事業内容の発表にフォーカスを当て、①ボーンフ リーアートスクール建設プロジェクト(通称B4プロジェクト)、②福島の子どもたちとの国際交流プロジェクトが発表されました。B4ではボーンフリース クールにおける学校とアトリエ建設のニーズについて発表。また、建築様式はアリの巣をイメージした建築家ジョン・デバラジ(ボーンフリーアートスクール代 表)のアイデアも紹介されました。このB4プロジェクトは主に東京の学生を中心に展開されていきます。

 福島プロジェクトでは、福島から 関西に避難されてきた方のお話がありました。彼女のご家族が日々向き合わなければならない健康問題から食品問題まで幅広く訴えがなされ、当事者の話を聞い た参加者の心を打ちました。また、長崎で子どもたちと平和のタペストリーを作られたアーティストの方のご参加もありました。それは「キッズゲルニカ」と呼 ばれるものです。また、福島の原発事故をきっかけにアーティストとなられたあとりえとおのさんという画家も画家の視点からの思いを語っていただきました。

 また定款や設立趣旨の説明もなされ、参加された方の全会一致を受け案が受理されました。

  総会が終わると、参加者の方からそれぞれのご個人の活動やお考えを聞く時間を持ち、多くの方と今後一緒にやっていける喜びを感じた時間でした。第九で9条 を訴える漫画家のあきもとゆみこさん、ピースコールで音楽を通して平和を目指す活動をされている方、エイサーを踊って幸せを届ける方もいらっしゃいまし た。

 総会での様子はライブで中継され、20名以上の方がご覧になられました。ここにリンクを貼っておきます。→総会を閲覧する→①第一部、②第二部

 また、今月中に大阪府にてNPO化申請を行うため、定款等の内容が公開されます。後日お知らせいたします。

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